2016中小企業同友会フォーラムin下越南支部10/28(阿賀野市、五泉市、阿賀町)マリエールにて開催されます。
会員外の方でも、「若者から選ばれる企業」「企業再生」「事業承継」「6次産業」「クラウドファンディング」「地方創生」といったキーワードにピンとくる方はぜひご参加ください。お待ちしております。
■第1分科会■
「負債総額54億円、社長・取締役総退陣の債務超過会社で、社員は何を選んだか ~企業再生の軌跡と今~」
【報告者】:株式会社アスコーテック 佐々木社長
【報告概要】:社長・役員がいなくなった負債総額54億円の町工場、債務超過会社に残された社員。どんなことが起きると思いますか? お金が借りられない。給与が払えない。支払はどうしよう。どうすれば現金が手に入るのか・・・。
そんな状況で社員が奮起し、自力で民事再生を終結した。諦めない心。意思あれば道はある。苦境に立つ企業の刺激になる報告です。
■第2分科会■
「クラウドファンディングで人をつなぐ 阿賀野市の創業・企業支援事業に学ぶ地方創生」
【パネルディスカッション】:株式会社お茶の紫香園、有限会社安田興和農事、株式会社神田酪農
【概要】:潜在顧客開拓や資金調達を支援する仕組み「クラウドファンディング」という手法を活用し、中小企業の挑戦を支援することで地域の競争力を強化する阿賀野市の取組みについてのパネルディスカッション。
実際にこの支援を利用した企業3社がパネラーとなり、利用したメリット、効果などを報告していただきます。
■第3分科会■
「後継者全員集合!カリスマ創業者から引き継いだ二代目の覚悟」
【報告者】:株式会社吉田工業 吉田社長
【報告概要】:「困りごと解決」をモットーに工場環境改善事業を立ち上げ展開してきた㈱吉田工業。創業者である先代から会社を引き継ぎはや3年が経過。2代目の吉田智氏は社長就任当初、ひたすら父である先代のやり方を真似ることで必死だった。しかし父のような“カリスマ性”を持たない吉田社長は、「やり方を真似るだけで上手くいくほど会社経営は甘くない」と実感。経営指針受講を経て「自分の経営」を見出すことができるのか!? 事業承継の苦悩時代から今後にかけての想いの変化を語っていただきます。
■第4分科会■
「産業振興基本条例をいち早く制定した阿賀野市の地域活性化の足取り」
【バスによる見学分科会】:株式会社坂詰製材所~有限会社安田ヨーグルト(見学)~安田瓦ロード(見学)~わくわく産業フェア
【概要】
株式会社坂詰製材所:衰退産業である製材業を伸ばすため、1~6次産業までの一貫したシステムを構築。工場見学と従業員全員で取り組んだ生産改善法等を桐生専務より報告していただきます。
わくわく産業フェア:阿賀野市の農・工・商が一同に集い、市全体が一体となったスケールメリットを創造することを目的に開催している「わくわく産業フェア」について佐藤実行委員長と丸山事務局長が報告。会場は安田に40年、思い出の遊園地サントピアワールド(旧安田アイランド)です。
それから、分科会に先立って行われる基調講演。
群馬県高崎市から、株式会社山岸製作所、山岸良一社長にお越しいただきます。
【演題】:社員の声に耳を傾け願いに応えて! ~若者から選ばれる企業に~
【講演概要】:㈱山岸製作所は、「物づくりは人づくり」をモットーに、独自の職業訓練校ヤマギシテクニカルセンターを開設するなどして、社員の技術力向上のため日々教育を行っています。1962年に両親と3人で始めた会社は現在では110名に達し、2012年には「日本でいちばん大切にしたい会社」審査委員会特別賞を受賞。技術のみならず人材育成においても高い評価を得ています。
しかし、今日に至るまでの道は決して平たんではありませんでした。人に恵まれない苦難の時代もあったといいます。しかしあるとき「ろくな社員がいない」と言えば言うほど、自分に能力がなく社員を育てられないことを宣伝しているようなものだと気づきました。
中小企業を取り巻く環境が厳しくなっているからこそ、今後進むべき方向、方針を明らかにし、社員と信頼関係を気づくことが重要だと語る山岸社長にご登場いただきます。